はじめに

おかげさまで、フリーランスになって10年になりました。

よく聞く話だとフリーランスになって10年続くのは全体の1割程度ということで、まぁ続かなかった9割のすべてが続けたくても続けられなかったのかというと、事業が順調で法人になったとか、いい会社が見つかって就職したりだとか、そもそも次の仕事見つけるまでのつなぎだったとかあるだろうし、生き残ったからすごい!とは思わないけど、自分でやると決めたことを断念することなく続けることができたのは良かったと思います。

フリーランスというと、始めた当時だと一念発起で独立開業!みたいなイメージがまだあったかもしれないけど、最近では時代の流れかライトな感覚になったように思います。例えると持ち家か賃貸かみたいな、一長一短あるのでお好きな方を選んでください的な。実際ここ数年で自分の周りにもフリーランスになった人が増えました。世はまさにフリーランス戦国時代か、っていうぐらい。まぁ自分の生息範囲が有名企業とは縁のない中小零細Web企業周辺なもんですから、行き着く先は自営業のおっさんっていうキャリアパスになるのもある意味納得な気がします。

そんなこんなでどのようにやってきたかを振り返りつつ、次の10年に向けて考えていきたいと思います。

続けるコツ

こういうのを書いておくとブログ記事っぽくなるのかなと思って考えてみたけど、結果として長く続いただけで長く続けようと思ってやってきたわけではなかったw。あえて言うとしたら無理をしないで自分の働きたいと思う働き方をすることじゃないかと思います。

バリバリ働きたい人はバリバリ働けばいいし、あまり働きたくない人はあまり仕事を入れなければいいし、会社員と同じように働きたければ客先常駐すればいいし、出勤したくなければリモートでできる仕事をすればいい、といった具合です。自分がやりたいと思うようにやれているか、というのが第一と思います。

第二に、満足な収入が得られているかどうかということですが、幸いフリーランスで仕事を受けるときって、いくら欲しいか聞かれるので正直に答えましょうw。

この2点が崩されると、やりたいようにやれてない+満足な収入が得られていない=最悪となってしまいます。

また、数年で転職というのが珍しくないIT業界ですが、フリーランスだとお付き合いする会社が1社でずっと同じというわけではないので事実上転職、みたいになるのも飽きずに続けられた要因かもしれないです。

次の10年に向けて

年齢的に現在40代で10年後には50代になるのでその頃にどうなってるんだろう、というのがあります。具体的には仕事が減ったり単価が下がるのではないかという懸念ですね。これに対しては今もやってるけど、リモートワークと複業が自分の中ではカギかなと思っています。

リモートワークで直接的なコミュニケーションが無ければ相手が何歳とか関係なくなるのでは、という作戦です。さすがに書いたコードがおじさん臭いと言われてしまえばお手上げですがw。「この人年齢はアレだけどコードはちゃんと書いてるし、Slackとかで普通にやり取りできるから大丈夫」と言ってもらえればアリかと。

また、年齢を重ねるにつれて、プロジェクトにおいてサブ的なポジションのお仕事にシフトしてくるだろうということで、そいう言ったお仕事を複数合わせて一本、を目指すやり方も検討したいです。

とはいえ、自分ひとりだけが年を取るわけではないので蓋を開けてみればそんなに変わってないような気もします。人材を扱う各社もその頃には「50代、60代のエンジニアがアツい」とか言ってそうだしw。

というわけで、今後ともよろしくお願いします。